槙文彦の「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」を読んだ!
をこのブログに書いた後、この問題がどのように進展しているのか調べていたら、槇さん自身が建築関連の方々に、「新国立競技場に関する見解と要望書(仮称)」と題したメールを送っていることはモレ伝わってきました。残念ながら、当事者でない僕は、まだそれを読んではいません。
それにしても、新しい国立競技場のデザインコンクール、審査委員長の安藤忠雄や、委員の鈴木博之、内藤廣らからは、この件に関してなんの発言もありません。2020年のオリンピック招致が東京に決定したからいいようなものの、これが他の都市だったら、物騒な言い方をすれば、彼らは袋だたきに遭っていたかもしれません。かろうじて首の皮一枚が繋がった、というところでしょう。
そうこうしているうちに、槇文彦らが出演するシンポジウム「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」を建築家協会の主催で開催するという情報が、家教会のニュースに載っていました。
槇文彦らが出演するシンポジウム「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」が開催されます
槇文彦、陣内秀信、宮台真司、古市徹雄(兼進行)が出演するシンポジウム「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」が開催されます。
・開催日:2013年10月11日
・場所:建築家会館本館ホール
・会費:一般1,000円/学生500円
・定員:先着200名
定員を超えた場合は別室にてモニター上映
・開催趣旨:JIA MAGAZINE 295号に掲載された、槇文彦氏の「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」という論考を私たちは重要な問題提起として受け止めました。この問題をさらに深めたいと考え、シンポジウムを企画しまた。
主催:新国立競技場を考えるシンポジウム実行委員会
今朝の新聞には、以下のような記事が掲載されていました。槇さんの語っていることが、うまくまとめられていて分かり易い。「新国立競技場に関する見解と要望書(仮称)」も、関係各所に提出する方針、とあります。10月11日のシンポジウムについても書かれています。日本スポーツ振興センター広報室の回答は、どちらともとれる玉虫色、さすがは日本のお役所です。
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