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三菱一号館美術館で「浮世絵Floating World」第1期を観てきました。といっても、観に行ったのは7月の始め頃のことでした。
三菱一号館美術館で浮世絵を主にした展覧会は初めてのことです。最初は三菱一号館美術館で浮世絵かと、奇異な感じがしましたが、考えてみれば、浮世絵の歴史も明治時代に入ってからも続いていたわけですから、明治時代に建った三菱一号館で展示しても、おかしくないのかもしれません。チラシには「浮わりと生きませう」、そして「浮世絵の楽しさ全部みせます!」と、期待できそうなキャッチが・・・。
今回三菱一号館美術館で展示される浮世絵は、川崎・砂子の里資料館長の齋藤文夫氏の浮世絵コレクションです。斎藤氏は長年にわたる浮世絵蒐集を元に平成13年(2001)、旧東海道沿いに川崎・砂子の里資料館を開館されました。以前から、その名前はよく聞いていたのですが、どのようなコレクターなのか、まったく分かりませんでした。
齋藤コレクションは、浮世絵版画の名品のみならず、貴重な肉筆浮世絵が多数含まれていることも大きな特徴です。今回、三菱一号館美術館で展示されるのは、浮世絵500点という膨大な量、3期に渡って分割して展示されます。
僕がこのブログを始めてから7年半、その間に美術館で開催された浮世絵関連の展覧会がどの位あるのか、ちょっと調べてみました。僕が観に行った回数です。なんと20回ほどありました。今回のように前期後期とかは数えずに、1回と数えての回数です。年に3回ほどは、浮世絵関連の展覧会に観に行っていたというわけです。それだけ多くの人に浮世絵は支持されている、という結果でもあります。
今回も三菱一号館美術館へ3回、足を運びました。ブログにはまだ書いていませんが。もちろん、今まで見たことのある浮世絵がほとんどですが、それでもまったく始めて観る、という浮世絵も次々と出てくるから不思議です。いや、それだけ浮世絵は奥が深い、ということなのでしょう。
展覧会の構成は、以下の通りです。
第Ⅰ期 浮世絵の黄金期―江戸のグラビア
第Ⅱ期 北斎・広重の登場―ツーリズムの発展
第Ⅲ期 うつりゆく江戸から東京―ジャーナリスティック、ノスタルジックな視線
浮世絵の黄金期―江戸のグラビア
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肉筆浮世絵
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浮世絵Floating World これぞ浮世絵!
「はかない世の中であるならば、せめて浮かれて暮らしたい」という江戸の人々の気分を反映した浮世絵。現実とも享楽の世界とも思える“Floating World”を鮮やかに描いた浮世絵は、好奇心のまま最先端の風俗や事象を捉え、江戸の人に留まらず、19世紀には欧米の人々を魅了し、さらに現代の私たちの心をも浮き立たせる華やかな光景に溢れています。本展は、会期中2度の展示替えを行い、3期に分けて江戸から明治まで、浮世絵の誕生から爛熟に至る全貌を500点を超える作品によりご紹介します。川崎・砂子の里資料館長・齋藤文夫氏の膨大な浮世絵コレクションから、連作などの他に類例を見ない稀少性の高い浮世絵版画、肉筆画の名品を展示するとともに、浮世絵の影響を受けたロートレックをはじめとする当館所蔵ヨーロッパ近代版画を対比させ、時代や地域を越えた浮世絵の普遍的な魅力に迫ります。明治期の建物を復元した当館において、西洋建築空間で浮世絵をご覧頂くことで、19世紀欧米人が幸代絵を飾っていた室内を追体験するかのような展示空間もお楽しみ下さい。
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浮世絵
珠玉の齋藤コレクション
Floating World
図録
発行日:2013年6月22日
発行:三菱一号館美術館
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