福島県の裏磐梯五色沼入口にある「諸橋近代美術館」には、もう何度も行っています。平成11年(1999年)6月に開館した美術館で、スペインのサルバドール・ダリの作品や、セザンヌやピカソなどの作品を中心に構成されています。特にダリの彫刻、絵画、版画塔、約350点も所蔵している、他に類を見ないコレクション数です。美術館の開催期間は4月中旬から11月下旬まで、冬の間は休館です。今回の「だまし絵展」に出展されていた「アン・ウッドワード夫人の肖像」は、諸橋近代美術館で初めて観ました。
先日、損保ジャパン東郷青児美術館で観た「〈遊ぶ〉シュルレアリスム―不思議な出会いが人生を変える―」を観ました。展覧会場に足を踏み入れると、真っ先に目に付いたのが、サルバドール・ダリの「回顧的女性胸像」でした。これは観たことがあると思ったら、やっぱり裏磐梯にある諸橋近代美術館の所蔵品でした。諸橋近代美術館には車で行ったり、バスで行ったり、上に書いたように何度か行ってます。
最近、テレビでコマーシャルが流れたりもしています。懐かしいと思い、図録を探したら、50ページ弱の黒い表紙の小冊子が出てきました。「諸橋近代美術館ギャラリーガイド」です。
2006年9月から翌年1月まで、上野の森美術館で「生誕100年記念ダリ回顧展」が開催されました。これはすごい展覧会でした。ほかにはまとまった「ダリ展」は、ほとんど開催されません。ダリの作品を観るには、横浜美術館に纏まってある以外は、シュルレアリスム展の際にダリの作品が少々取り上げられたりもしますが、ダリの作品を数多く所蔵している諸橋近代美術館ということになってしまいます。
そんなわけで、諸橋近代美術館ギャラリーガイドから抜き出した画像を、下に載せておきます。
諸橋近代美術館ギャラリーガイド
発行日:2000年4月1日
発行:財団法人諸橋近代美術館
編集・制作:財団法人諸橋近代美術館
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