Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2506

ギャラリーコスモスで「戦後10年目の1956年と2012年の夏」を観た!


下目黒のギャラリーコスモスで「戦後10年目の1956年と2012年の夏」を観てきました。実は7月30日のオープニングパーティーにも誘われていたし、8月3日の座談会「8月15日の想い」には是非とも行きたかったのですが、残年ながら行くことができませんでした。結局、8月4日の最終日に観に行ってきたというわけです。


1956年の8月15日を当時の写真家たちが撮った写真集「八月十五日」は岩波写真文庫で刊行されました。それにあわせて、協同組合日本写真家ユニオンの人たちが、2012年8月15日をそれぞれの視点で撮りました。戦後11年の日本と戦後67年の日本、どう変わったでしょうか、また、変わらないものはあるのでしょうか。それぞれの時代の写真を対照しながら、今年の8月15日を考えてみるいい機会でした。


「岩波写真文庫と写真家ユニオンの8月15日」

岩波写真文庫

―戦後10年目の1956年と2012年の夏―

日本写真家ユニオン


2013年7月30日(木)~8月4日(日)

11:00~18:30

ギャラリーコスモス

GALLERY COSMOS

目黒区下目黒2-1-22谷本ビル3階


写真家ユニオン10周年の事業として8月15日を撮る。全国から集められた写真は現在の世相を映し出していた。又、岩波映画製作所の岩波写真文庫の中に8月15日の本があったことを思い出し、現在の所有者岩波書店に交渉し岩波写真文庫と写真家ユニオンとの「8月15日」のコラボレーションを行う事になりました。「戦後10年、もう戦後ではない、の言葉がしきりに使われている。1600枚の応募作品の大部分は戦争及び終戦記念日に関係ないもので、月遅れの盆の行事が多かったのが面白かった」と編集文に書かれている。写真家ユニオンの写真も地方の盆の行事があり、靖国神社を参拝している現総理大臣も記録できている貴重な写真が展示されています。多くの見学者にとって、それぞれの8月15日を考える良い機会になるのではないかと思います。

写真家ユニオン 専務理事 岩尾克治





1956年撮影




2012年撮影







Image may be NSFW.
Clik here to view.
とんとん・にっき-yuni15
「セルフタイムの家族」
祖母が満州で終戦を迎え、ふたたび広島に戻れた奇跡は、やがて命の
連鎖と成り、現在の私たち家族を構成している。67年のあいだ、祖母
から母が生まれ、母から私たち姉妹が生まれて、妹からふたりの子ども
が生まれた、そしてまた子供達から、未来の家族が培われていく。目に
見える命の裏に潜む奪われた命の存在を忘れてはいけない。戦争で
失われた人々にも同じように家族があり、未来へと続く命があったはず
である。どんなに時が流れても、広島の夏は終わらない。恒久的世界平和
が訪れるその日まで、わたしたちは祈り続けている。広島県 中元紀子






Viewing all articles
Browse latest Browse all 2506

Trending Articles