$ 0 0 朝日新聞、2012年1月9日の朝刊に伊東豊雄の「建築家・菊竹清訓を悼む」が載りました。菊竹事務所の元所員でもあった伊東豊雄は、「菊竹論」を書くには最適の人です。その中で伊東は、菊竹建築の最大の魅力は、モダニズム全盛の時代でありながら、日本の伝統的建築のモチーフを見事に取り入れた点にあるとし、それが単に造形のモチーフとして使われたのではなく、構造力学的な発見を伴っていたこと、そして、モダニズムの建築が初期の革新性を失った昨今、菊竹の初期建築が示す力強い象徴性は極めて示唆的である、としています。