2白3日の名古屋・京都旅行、3日目に行きました。帰ってからすぐに、ブログに以下のように書きました。
京都では、偶然見つけたのですが、「茶道史料館」で「新春展 大松コレクション名品選 近代絵画と茶道具」、これが思っていた以上に素晴らしい展覧会でした。茶道具の他に、横山大観、前田青邨、川合玉堂、上村松園など、名だたる画家の日本画が展示されていました。また抹茶の接待もありました。そして次は近くにあった楽美術館で「楽歴代 春節会」なる展覧会を観てきました。田中宗慶作黒楽茶碗初雪、三代道入作黒楽茶碗早梅、六代左入作赤楽茶碗桃里、等々。
そんなわけで、茶道史料館で「新春展大松コレクション名品選 近代絵画と茶道具」を観てきました。茶道資料館とは、南は人形寺(宝鏡寺)、北は本法寺に隣接する裏千家センターの1階と2階にあります。裏千家15代鵬雲斎宗室の発案で昭和54年に設立。茶道に関する資料収集と調査研究を行い、また展示事業も実施されています。さて、大松コレクションですが、大松美術館は現在では閉館されましたが、作品は散逸されることなく所蔵されているという。今回の展覧会については、以下のようにありました。
大松コレクションは、岐阜プラスチック工業株式会社の創業者大松幸栄氏と夫人節子氏が収集された日本近代絵画や茶道具など約1500点の美術工芸品からなり、平成3年、岐阜県・岐南町に開館した大松美術館において広く公開されてきたが、美術館は平成21年に惜しまれつつ閉館となった。現在、公開されてはいないものの、作品は散逸することなく所蔵されている。本展では、上村松園(1875-1949)、川合玉堂(1873-1957)、前田青邨(1885-1977)、横山大観(1868‐1958)など名だたる画家による日本画と、茶道具の名品の中から、新春の季節にふさわしい作品を中心に展観する。
主な出品作品(会期中陳列替あり)
横山大観「神洲正気」
上村松園「静思」
速水御舟「松林」
中興名物瀬戸茶入銘老茄子
祥瑞摺扇香合
六閑斎共筒茶杓銘千代鶴
他約60点
大松コレクションを見終わった後、1階の奥でお抹茶をいただきました。もちろんお菓子も付いていました。飲み終わった後、茶碗の説明がありました。僕が飲んだ茶碗は白く大きく厚めの茶碗、家人が飲んだ茶碗は小さめで焦げ茶の薄手の茶碗でした。なんと白い大きな茶碗は細川護煕の焼き物の先生である小林東五の作品、焦げ茶の小さな茶碗は細川護煕本人の作品だとか、これには驚きました。
入場券
「一盌からピースフルネスを」
裏千家
茶の湯に出会う、日本に出会う
「京都・今出川通の美術館だより」
日本画・茶の湯VOL.92
2013.1-2
白沙村荘橋本関雪記念館
北村美術館
樂美術館
茶道資料館
京都府立堂本印象美術館