「本でも読んでみっか」、2012年(1月~12月)のまとめです。
今年は、フィクション10点、ノンフィクション10点、アート・建築関連10点、そして別枠としてフェルメール関連5点を、やや順位づけて選びました。
やはり圧倒的に多いのはフィクション、いわゆる小説です。突如出てきた赤坂真理の力作「東京プリズン」には驚かされました。松家仁之の「火山のふもとで」は、建築家をモデルにした長編小説で、今までありそうでなかったジャンルのもので、一般の人がどれだけ理解できたかは分かりません。例年のごとく芥川賞候補作として、11月に4点読みましたが、嗅覚が効かなくなったようで、まったくかすりもしませんでした。
他にも書きましたが、読んだ作品が映画化やドラマ化されることが多かったのも、最近の特徴でした。アクセス解析を注意深く見ると、特定の小説に見に来る人が多いので、それが分かりました。海外の作品、いわゆる翻訳ものを一冊も読んでないのは、自分でもビックリです。ノンフィクションは岩波新書や中公新書などから、タイムリーに多くを学びました。昨年は「フェルメール年」だったので、フェルメール関連の本は別枠にしました。
フィクション10点
小川洋子の「ことり」を読んだ!
水村美苗の「母の遺産 新聞小説」を読んだ!
ノンフィクション10点
徳善義和の「マルティン・ルター―ことばに生きた改革者」を読んだ!
大澤真幸の「夢よりも深い覚醒へ―3・11後の哲学」を読んだ!
アート・建築関連10点
小原二郎の「ウィリアム・モリス ラディカル・デザインの思想」を読んだ!
フェルメール関連5点
「本でも読んでみっか」、2012年月毎のまとめです。
2012年
1月
福岡伸一の「フェルメール 光の王国」を読んだ!
佐藤正午の「事の次第」を読んだ!
「本でも読んでみっか」、2011年(1月~12月)のまとめ
服部龍二の「日中国交正常化」を読んだ!
吉田修一の「横道世之介」を読んだ!
2月
藤田令伊の「フェルメール 静けさの謎を解く」を読んだ!
田中伸弥の「共喰い」を読んだ!
円城塔の「道化師の蝶」を読んだ!
朽木ゆり子・前橋重二の「フェルメール巡礼」を読んだ!
町田康の「宿屋めぐり」を読んだ!
藤井省三の「魯迅―東アジアを生きる文学」を読んだ!
「フェルメールへの招待」を読んだ!
3月
吉田修一の「平成猿蟹合戦図」を読んだ!
柴崎友香の「わたしがいなかった街で」を読んだ!
花村萬月の「少年曲馬団」(上・下)を読んだ!
4月
外岡秀俊の「3・11複合被災」を読んだ!
綿矢りさの「かわいそうだね?」を読んだ!
水村美苗の「母の遺産 新聞小説」を読んだ!
宮下規久朗の「知っておきたい 世界の名画」を読んだ!
BRUTUS「西洋美術総まとめ。」を読んだ!
佐藤泰志の「きみの鳥はうたえる」を読んだ!
5月
池上英洋の「西洋美術史入門」を読んだ!
大澤真幸の「夢よりも深い覚醒へ―3・11後の哲学」を読んだ!
津島祐子の「黄金の夢の歌」を読んだ!
古田亮の「高橋由一―日本洋画の父」を読んだ!
松浦寿輝の「不可能」を読んだ!
佐藤正午の「彼女について知ることのすべて」を読んだ!
6月
第6回大江健三郎賞発表
岡田温司の「デスマスク」を読んだ!
堀江敏幸の「なずな」を読んだ!
「藤森輝信の茶室学 日本の極小空間の謎」を読んだ!
池上英洋の「ルネサンス 歴史と芸術の物語」を読んだ!
辻井喬の「叙情と闘争 辻井喬+堤清二回顧録」を読んだ!
7月
町田康の「バイ貝」を読んだ!
松家仁之の「火山のふもとで」を読んだ!
田中辰明の「ブルーノ・タウト」を読んだ!
鹿島田真希の「冥土めぐり」を読んだ!
第147回「芥川賞」に鹿島田真希氏の『冥土めぐり』
宮下規久朗の「裏側からみた美術史」を読んだ!
「本でも読んでみっか」、2012年上半期(1月~6月)のまとめ
佐藤正午の「豚を盗む」を読んだ!
赤坂真理の「東京プリズン」を読んだ!
8月
斎藤美奈子の「本の本」が届いた!
朽木ゆり子・福岡伸一の「深読みフェルメール」を読んだ!
堀江敏幸の「燃焼のための習作」を読んだ!
赤瀬川原平の名画探検「フェルメールの眼」!
徳善義和の「マルティン・ルター―ことばに生きた改革者」を読んだ!
赤瀬川原平の「利休 無言の前衛」を読んだ!
大久保純一の「カラー版 北斎」を読んだ!
9月
中野淳の「青い絵の具の匂い 松本竣介と私」を読んだ!
小熊英二の「社会を変えるには」を読んだ!
大江健三郎の「定義集」を読んだ!
松家仁之の「火山のふもとで」が発売された!
10月
大江健三郎の「読む人間」を読んだ!
小原二郎の「ウィリアム・モリス ラディカル・デザインの思想」を読んだ!
11月
網野善彦の「日本の歴史をよみなおす(全)」を読んだ!
伊東豊雄の「あの日からの建築」を読んだ!
新庄耕の「狭小住宅」を読んだ!
「トルコの建築と都市計画 ル・コルビュジエの目」
守山忍の「隙間」を読んだ!
二瓶哲也の「最後のうるう年」を読んだ!
高橋陽子の「黄金の庭」を読んだ!
岡田温司の「アダムとイヴ」を読んだ!
12月
「松本竣介 線と言葉」(コロナ・ブックス)を読んだ!
趙景達の「近代朝鮮と日本」を読んだ!
小川洋子の「ことり」を読んだ!
山崎亮の「コミュニティデザインの時代」を読んだ!
江國香織の「犬とハモニカ」を読んだ!
小島剛一著「トルコのもう一つの顔」を読んだ!
過去の関連記事:
「本でも読んでみっか」、2010年のまとめ
「本でも読んでみっか」、2009年のまとめ
「本でも読んでみっか」、2008年のまとめ!
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