ニューオータニ美術館で「新春展」を観てきました。ホテルにある美術館は、どういう位置づけなんでしょうか? 僕にはよく分かりませんが、宿泊客は無料のようです。じゃあ、わざわざ外部の人が観に行くのはどうしてなのでしょうか? それなりに観たい作品があるからなのでしょう。ここ何年か、ニューオータニ美術館に通っていると、「新春展」とか、あるいは「西洋画」は、たいたい同じ作品が並んでいます。ときには「日本画」で始めて観る者が出されているようですが。
それはともかく、いい作品に出会うとやはり嬉しいものです。ミレーの「田園に沈む夕日」、実はもう何度も観ているのですが、あまりにも地味な作品なので、まったく観た記憶が飛んでいました。先日、山梨県立美術館でミレーの作品を観てきましたが、それがあったからミレーの作品に目が行ったように思います。前回、マリー・ローランサンがまとめて展示されていました。今回、ビュフェが6点、ヴァラマンクが4点、出ていましたが、他は画家一人に一点では物足りなさが残ります。また、洋画と日本画が同じように並べられると、観る方は混乱が生じます。
「大谷コレクション」の所蔵作品がどれだけあるのかは知りませんが、あるものをただ並べるだけではなく、今回は洋画、あるいは日本画と、順にテーマを決めて展示するのもひとつの方法だと思います。
西洋画
日本画
「ニューオータニ美術館」ホームページ
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