スパイラルガーデンで「C-DEPOT2012」を観てきました。といっても、なんとなくぶらぶらと原宿から青山へと散歩していた途中に、スパイラルへ入ったら、「C-DEPOT2012」をやっていた、というのが正直なところです。「C-DEPOT」というアーティスト集団についても、まったく存じ上げませんでした。スパイラルは槇文彦の傑作なので、もう何度も観に行ってますが、アートの展覧会は、ほとんどがぶらりと入るのがほとんどでした。
今回も同じでしたが、若者の無償のアートに賭ける情熱を感じとってきました。廻廊のようにスロープがある円形のスペースをどう展示するかが、毎回、気になるところです。今回は中央に垂れ幕のような布がぶら下がっていて場を引き締めていましたが、昨年11月に開催された棚田康司の木彫2体「ナギとナミ」の真横の展示が印象に残っています。
「C-DEPOT2012」展覧会概要
アーティスト集団C-DEPOTは今年で設立10周年を迎えます。10回目となる「EXHIBITION C-DEPOT 2012」では総勢67組の様々なジャンルのアーティストが集い、これまで毎年交互に発表の場としてきた、"TOKYO" のスパイラルと、"YOKOHAMA" の横浜赤レンガ倉庫の両会場を舞台に、かつてない規模で展覧会を開催いたします。
"多様性" というキーワードで結ばれた、二つの会場を行き来することで生ずる"場"と"時"という要素が、鑑賞する上でどのような作用を及ぼすか、アーティスト達のメッセージと共に、是非肌で感じとっていただければ幸いです。そして10年という節目のこの機会に、C-DEPOTが歩んできた道なき道に一本の道標を打ち立てることで、多くのアーティストが歩む道を指し示す道しるべとなること、それが本展のもう一つの目的です。
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