府中市美術館で「吉田初三郎の世界」を観てきました。
大正から昭和戦前期、日本各地を空から見下ろす視点で描いた吉田初三郎 (1884-1955)。独自のデフォルメによって広い範囲が一望できる鳥瞰図の画面は、細部まで描き込まれ、まるで絵の中を旅するかのようにいつまでも見飽きることがありません。本展では大型の肉筆鳥瞰図を中心に、絵画・ポスターなど様々なメディアで展開された吉田初三郎の世界をご紹介します。
展覧会の構成は、以下の通りです。
1章 初三郎の時代
鉄道旅行案内
国際観光の時代
初三郎の絵画
初三郎の絵葉書
2章 魅力に迫る
立ち上げられた遠景
まっすぐに連ねられた景色
拡大された中心
歪められた周縁
3章 政策に迫る
印刷技術の進展
取材から印刷物へ
作品の流通
ここでは2章を、以下に載せます。
3章は、その3に載せます。
立ち上げられた遠景
初三郎と富士
拡大された中心
歪められた周縁
以下、その3と続く。
「吉田初三郎の世界」
展覧会図録
執筆:大澤真理子
発行日:2024年5月31日
発行:ライブアートブックス
「府中市美術館」ホームページ
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