栗原康の「超人ナイチンゲール」(医学書院:2023年11月15日第1版第1刷、2024年2月1日第1版第2刷)を読みました。
「超人ナイチンゲール」栗原康
鬼才文人アナキストが
かってない
ナイチンゲール伝を
語り出した。
いっさいの「なぜ?」が消え、時は満ち
永遠のいまのなかに黒衣のナースが立っていた。
黒は何にも染まらない。
軍にも、教会にも、そして国家にも。
このナイチンゲールは、ごっついぞ!
ブレイディみかこさん推薦
そのひとは聖女でもなく、合理主義者でもなく、「近代的個人」の設定をやすやすと超える人だった。「永遠の今」を生きる人だった。
救うものが救われて、救われたものが救ってゆく。そんな新しい生の形式を、日常生活につくりだせ。ケアの炎をまき散らせ。看護は集団的な生の表現だ。そう、
看護は魂にふれる革命なのだ
栗原康:
1979年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。
著書に「大杉栄伝 永遠のアナキズム」(角川ソフィア文庫)、「村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝」(岩波現代文庫)、「死んでなお踊れ 一遍上人伝」(河出文庫)、「アナキズム 一丸となってバラバラに生きろ」(岩波新書)、「サボる哲学 労働の未来から逃散せよ」(NHK出版新書)ほか。
趣味は長渕剛、錦糸町河内音頭。鉱物はビール。最近は日本酒もちょっと好きです。