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イ・ヒョンスン監督・脚本「青い塩」を観た!

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イ・ヒョンスン監督・脚本「青い塩」を観てきました。「青い塩」は、ソン・ガンホねらいで観に行きました。過去に、ソン・ガンホの出演作は、「大統領の理髪師」(2004年)と「シークレット・サンシャイン」(2006年)を観ました。特に「シークレット・サンシャイン」は印象に残っています。先日、「義兄弟」(2010年)をTUTAYAで借りてきたのですが、時間が取れなくて観ないでそのまま返しました。


引退したヤクザのドゥホン(ソン・ガンホ)は組織から足を洗い、母の故郷のプサンで食堂を開こうと料理教室に通っています。そこで無愛想だが料理が上手なセビン(シン・セギョン)と出会います。ドゥホンは徐々にセビンに心を通わせるようになるが、実はセビンは組織の命令でドゥホンを監視するために彼に近づいてきた便利屋でした。セビンは、かつては優秀な射撃選手でしたが、多額な借金を背負い、便利屋として闇組織で働いていたのでしたが、ついにセビンにドゥホン暗殺の指令が下ります。


料理教室で料理作りに邁進する二人、中年男と少女の心のふれ合いは、静かにユーモラスに進行します。しかし、引退したヤクザが、かつての恩人の敵を討つために再び暴力の世界に舞い戻ります。親子ほども歳の離れたセビンが自分の命を狙っていることを知りながら、それでもセビンを愛し、信じ、守ろうとするドゥホン。プサンやソウルの風景が美しい。韓国映画の定番である暴力シーンや銃撃戦、そしてカーチェイスもありますが、やはりなんと言ってもソン・ガンホのとぼけた味わいが面白い。シン・セギョンも小悪魔的で可愛い。やや都合のよすぎるラストですが、題名にもなったプサンの青い塩田は、冷え冷えとした光景が実に素晴らしい。


「青い塩」は、「イルマーレ」(2000年)イ・ヒョンスン監督の11年ぶりの新作です。朝日新聞は、「ハードボイルドとロマンス、そしてファンタジーを融合させた不思議な作品」と評しています。監督は「若い世代を応援する気持ちを込めた」と語っています。作品の結末は、意外ともいえるハッピーエンド。「上の世代として、厳しい時代を生きる若い世代に癒しを届けたかった。ハッピーエンドである必要がありました」という。


以下、とりあえずシネマトゥデイより引用しておきます。


チェック:韓国映画界を代表する監督の一人、イ・ヒョンスンが、『イルマーレ』からおよそ11年ぶりの長編として放つサスペンス・ドラマ。新たな人生を歩もうとする裏社会の住人だった男が、自分の命を狙おうとするヒットマンの少女ときずなをはぐくんでしまう姿を見つめていく。『JSA』などの実力派ソン・ガンホとテレビドラマ「明日に向かってハイキック」でブレイクしたシン・セギョンが、悲しい運命に翻弄(ほんろう)される男女を熱演。切なくも熱い物語に加え、独自の映像技術が高く評価されているイ・ヒョンスン監督ならではのビジュアルも魅力だ。

ストーリー:殺伐とした裏社会から抜け出し、母の故郷でもある釜山でレストランを開き、平穏な日々を過ごそうと決意したドゥホン(ソン・ガンホ)。それをかなえるために料理教室に通うようになった彼は、そこでセビン(シン・セギョン)という少女と知り合う。次第に心を通わせるようになる二人だったが、セビンの正体は闇組織の一員で、ドゥホンの動向を調べるために接近したのだった。やがて、組織から彼女にドゥホン抹殺の指令が下されるが……。


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「青い塩」公式サイト


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