吉本ばななの「小説家としての生き方」(NORTH VILLAGE:
2023年5月24日初版発行)を読みました。
2022年度谷崎潤一郎賞受賞作家
昭和・平成・令和を通し、
一流小説家として活躍し続ける
吉本ばななの生きる流儀。
1987年『キッチン』での鮮烈なデビュー以来、昭和・平成・令和を通し、名実ともに一流小説家として最前線に立ち続ける吉本ばなな。
彼女が小説家として生きていく中で、自身の大切にしている「生きる流儀」を100箇条として記している。
001から100まで描いた「小説家としての生き方100箇条」
少しでも「これは魂が死ぬな」と思ったら全て止める。
媚びない。自分の生きかただけを強く信じる。
人生の最後の最後の瞬間まで、進化し続けようとする。
決して不可能ではない。
吉本ばなな:
1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年「ムーンライト・シャドウ」で第16回泉鏡花文学賞、89年「キッチン」「うたかた/サンクチュアリ」で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年「TUGUMI」で第2回山本周五郎賞、「不倫と南米」で第10回デゥマゴ文学賞(安野光雅・選)、2022年「ミトンとふびん」で第58回谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで93年スカンノ賞、96年フェンデッシュメ文学賞<Under35>,99年マスケラダルジェント賞、2011年カプリ賞を受賞している。近著に「吹上奇譚 第四話 ミモザ」がある。noteにて配信中のメルマガ「どくだみちゃんとふしばな」をまとめた文庫本も発売中。
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