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神奈川県立近代美術館葉山で「生誕110年傑作誕生佐藤忠良」を観た!その3

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「生誕110年傑作誕生・佐藤忠良」チラシ

 

「生誕110年傑作誕生・佐藤忠良」案内板

 

「神奈川県立近代美術館葉山」中庭

 

神奈川県立近代美術館葉山で「生誕110年傑作誕生佐藤忠良」を観た!その3

 

企画概要

戦後日本彫刻史に大きな足跡を残した彫刻家・佐藤忠良(1912−2011)。東京美術学校(現・東京藝術大学)で彫刻を学び、従軍とシベリア抑留を経て復員したのちは、新制作派協会(現・新制作協会)を基点に一貫して具象彫刻の道を歩みました。また、力強く現実感をたたえた素描力を生かし、絵本や挿絵でも広く活躍しています。
本展はその傑作として知られる彫刻《群馬の人》と《帽子・夏》、今なお読み継がれるベストセラー絵本『おおきなかぶ』の3作品がいかにして誕生したのか、各年代の代表作を制作年順に紹介するとともに、佐藤が蒐集し生涯手元においた西洋美術のコレクションを手がかりとして、その創造の秘密に迫ります。

 

展覧会の見どころ 

1.「佐藤忠良」を再読する 

日本人の手で初めて日本人の顔を表現したと評された《群馬の人》、身体と衣服の造形のバランスを追求し独自の様式に至った《帽子・夏》。佐藤が一貫して作り、描いたのは、人間でした。社会における芸術の役割とは何か、人はなぜ人間の姿を作るのか、自らに問い続けた 「佐藤忠良」という作家を読み直す展覧会です。 

2.蒐集と創作-コレクションからみえるもの

フランス近代彫刻に魅せられて彫刻を志した佐藤は、敬愛する西洋作家の作品を蒐集し、その仕事を注意深く観察することから創作のヒントを得てきました。本展では佐藤忠良コレクション(宮城県美術館蔵)から、彫刻家のオーギュスト・ロダンやマリノ・マリーニやジャコモ・マンズー、画家のエドガー・ドガ、パブロ・ピカソ、アメデオ・モディリアーニ、ベン・シャーンらの作品を展覧します。

 

Ⅰ <群馬の人>―フランス近代彫刻から学んだもの

Ⅱ <帽子・夏>―イタリア近代彫刻への共感と空間の追求

Ⅲ <おおきなかぶ>―画家・佐藤忠良の足跡

 

その3として

Ⅲ <おおきなかぶ>―画家・佐藤忠良の足跡

 

「冬の裏街(札幌)」1932年

 

「題名不詳」1932年

 

「自画像」1933年

 

「平和のちかい」紙紙芝居原画

佐藤忠良(画)、稲庭桂子(脚本)、教育紙芝居研究会(製作)

1952年5月刊、日本紙芝居幻灯株式会社

 

 

「おおきなかぶ」絵本原画

佐藤忠良(画)、アレクセイ・トルストイ(作)、内田莉莎子(訳)

1962年5月刊、「こどものとも」74号、福音館書店

 

 

 

佐藤忠良の画で刊行された絵本

 

 

グスタフ・クリムト
「題名不詳」制作年不詳

 

アメデオ・モディリアーニ
「もの想い」制作年不詳

 

パブロ・ピカソ

「題名不詳」1967年

 

ジュール・パスキン
「二人の女」制作年不詳

 

「生誕110年傑作誕生・佐藤忠良」

図録

監修:三上満良

編集:宮城県美術館

    群馬県立館林美術館

    いわき市立美術館

    神奈川県立近代美術館

制作:印象社

発行:SDアート©2022

 

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