新宿ピカデリーで、佐藤正午原作、廣木隆一監督の「月の満ち欠け」を観てきましたあ。
佐藤正午については、関連記事にも上げた通り、ちょっとだけ人より読んでいるほうだと思います。「月の満ち欠け」についても、読んでから直木賞受賞まで、その都度ブログで書いていました。
廣木隆一監督と言えば、僕の中では寺島しのぶ関連で書きましたが、「ヴァイブレータ」や「やわらかい生活」、観ましたね。最近では「あちらにいる鬼」、そして「月の満ち欠け」です。佐藤正午の小説は、映画化率が高い、映画化しやすいのかもしれません。通俗、とは言いませんが、なにしろ直木賞作家ですから…。
原作を読んでいるだけでは、こうは思いませんでした。映画になると、まあ、まどろっこしい映画です。どうも、スッキリしません。前世と現在がごちゃ混ぜで、「瑠璃」が何人も出てきます。生まれ変わりが多いと、誰が主人公なのか、よくわかりません。
でも、有村架純ちゃんはよかったですよ、好きな女優です。女優と言えるかどうかですが…。柴咲コウも抑えた演技で、よかった。
以下、シネマトゥデイによる。
見どころ:
『鳩の撃退法』などの原作で知られる佐藤正午の直木賞受賞作を実写映画化。妻子を同時に失い幸せな日常を失った男が、数奇な運命に巻き込まれていく。監督は『ナミヤ雑貨店の奇蹟』などの廣木隆一、脚本は『そして、バトンは渡された』などの橋本裕志が担当。『探偵はBARにいる』シリーズなどの大泉洋が主人公を演じ、廣木監督作『ストロボ・エッジ』などの有村架純、ドラマ「消えた初恋」などの目黒蓮、大泉主演作『青天の霹靂』などの柴咲コウらが共演する。
あらすじ:
小山内堅(大泉洋)は愛する家族と幸せに暮らしていたが、予期せぬ事故で妻・梢(柴咲コウ)と娘・瑠璃を同時に亡くす。深い悲しみに暮れる彼のもとに、ある日三角哲彦(目黒蓮)と名乗る男がやって来る。彼は瑠璃が、事故当日に面識のないはずの自分を訪ねようとしていたことや、かつて自分が愛した女性・正木瑠璃(有村架純)との思い出を話しだす。
お借りしました。
佐藤正午:
1955年長崎県生まれ。1983年「永遠の1/2」で第7回すばる文学賞を受賞。2015年「鳩の撃退法」で第6回山田風太郎賞を受賞。2017年「月の満ち欠け」で第157回直木賞を受賞。そのほかの著書に、「Y」「ジャンプ」「きみは誤解している」「小説の読み書き」「5」「アンダーリポート/ブルー」「身の上話」「花のようなひと」など。
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佐藤正午の「月の満ち欠け」を読んだ!
朝日新聞:2022年11月28日広告
朝日新聞:2022年12月2日
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