「高橋源一郎の飛ぶ教室」、この放送のことは、ハイジさんから教えていただきました。
僕も何度かは聞きましたが、毎週はなかなか聞くことができません。
もたもたしているうちに、この本が出ることになりました。
(ハイジさんも、全部聞いているようには思えませんが…)
高橋源一郎の本は、昔からよく読んでいるほうです。
ごく最近では、「失われたTOKYOを求めて」を読みました。
(「飛ぶ教室」とかぶっているものもありますが)
「飛ぶ教室」は、オープニングの約3分間のおしゃべりなので、短いものです。
その時々に応じて、タイムリーな話題を取り上げています。
「高橋源一郎の飛ぶ教室―はじまりのことば」、
毎週金曜、“夜開く学校“として高い人気を誇るNHKラジオ番組「飛ぶ教室」。その冒頭約3分間のオープニング・エッセイ最初の2年分を収める。コロナが流行り出し、誰もが不安に打ち沈んでいた時期に贈られた、時に切ない、滋味あふれる温かなメッセージ。特別付録として話題作の書き下ろし朗読用ドラマ「さよならラジオ」も初収録!
「飛ぶ教室」は、どんな時代にあっても自由でいられる、そういう場所でありたいという願いをこめて、ケストナーがつけた名前でした。それから、自由であるだけではなく、楽しくなきゃ、という意味もあるのです。いや、さらにもうひとつ、世界のあらゆる場所に飛んでゆく、という意味もあるのだそうです。誰もが自由に生きられる、どんな世界へもあっという間に飛んで行ける教室。(・・・)これから、みなさんと、遥か遠くまで飛んでゆきたいと心の底から思います。
それでは、夜開く学校、「飛ぶ教室」、始めましょう。
(本文「はじまりはじまり」より)
*「飛ぶ教室」は、ドイツの作家エーリッヒ・ケストナーの有名な作品で、児童文学の傑作です。ケストナーはこの作品を1933年に発表しました。
2022年1月21日「読む前の本」には、以下のようにあります。
本は、ただの物質です。だから、それを読まなければ、なにも始まりません。もしかしたら、「読む前の本」だってあるのかもしれません。実際に読むのではなく、いまは読めないけど、いつか読む本、いつまでも憧れのままの本、読まないまま、それについて思いをめぐらせる本が、いや、それは、本だけではないのかもしれませんが。
目次
ラジオ、声、ことば
1年目 前期 十九歳の地図
1年目 後期 世界がひとつになりませんように
2年目 前期 その人のいない場所で
2年目 後期 いつもの道を逆向きに歩く
終わりのことば
特別付録 さよならラジオ
ほんとうの終わり
本書でとりあげられた作品ほか一覧
高橋源一郎:
1951年広島県生まれ
横浜国立大学経済学部除籍
現在―作家.元明治学院大学国際学部教授
著書―『さようなら,ギャングたち』(群像新人長篇小説賞優秀作),『優雅で感傷的な日本野球』(三島由紀夫賞),『日本文学盛衰史』(伊藤整文学賞),『さよならクリストファー・ロビン』(谷崎潤一郎賞)ほか,新書に『一億三千万人のための小説教室』『読んじゃいなよ!』『ぼくらの民主主義なんだぜ』『丘の上のバカ』『ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた』『たのしい知識』『一億三千万人のための『論語』教室』『お釈迦さま以外はみんなバカ』『「ことば」に殺される前に』『ぼくらの戦争なんだぜ』など多数
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「100分deパンデミック論」を観た! | とんとん・にっき (ameblo.jp)
高橋源一郎の「ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ」を読んだ!
高橋源一郎の「性交と恋愛にまつわるいくつかの物語」を読んだ!
二度結婚し、二度離婚した。
(ブログを始める前にはもっと読んでた)
文庫や新書以外(押入れの奥にあったもの)