「境内案内図」をみると、一の鳥居、二の鳥居がありましたが、参道に立ってみると、それがない。たぶん東日本大震災の影響だろうと思いますが、神社にとって大事な2つの鳥居は倒壊したようで、かろうじて礎石だけがありました。鳥居だけでなく、社務所、灯籠なども被害にあったようです。笠間稲荷へは以前にも何度か行ったことがあるのですが、うっすらとしか覚えていません。行ったのは2月26日、日曜日でしたが、寒い日だったので参拝客はまばらでした。
御祭神「宇迦之御魂神」で、稲荷神社といえば「キツネ」ですが、キツネはあくまで稲荷大神のお使いであって、神さまそのものではないとホームページに書かれています。門前通り商店街で、いなり寿司を買って食べました。クルミ入り、ソバ入り、トリそぼろ入りなど、種類も豊富。お土産に甘辛く煮た油揚を買ってきました。
「楼門」は「萬世泰平門」といい、重層入母屋造で、昭和36年に竣工したもの。「拝殿」は昭和35年の竣工で、神社建築の美と現代建築の息を集めた、豪壮かつ華麗な建物です。拝殿横には樹齢400年におよぶ天然記念物の「藤棚」があります。
笠間稲荷神社
笠間稲荷神社は日本三大稲荷の一つに数えられ、御祭神「宇迦之御魂神」(うかのみたまのかみ)を祀り、御神徳は衣食住を始め商工業、産業の御守護神として、また生命の根源を掌る「いのち」の根の神様として、心のよりどころ、心の和む処と全国より広く信仰を集めています。創建は、第36代孝徳天皇の御代白雉2年(651)と伝えられており、御鎮座1350年以上の悠久の歴史と伝統をもつ神社です。「お稲荷さん」と親しまれている稲荷大神は日本人に最も身近な神さまで、五穀豊穣、商売繁栄、殖産興業、開運招福、火防(ひぶせ)の守護神として、広大無辺のご神徳を慕って多くの人々に崇敬されています。
「笠間稲荷神社」ホームページ