東京都美術館で「ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」を観てきました。
ゴッホといえば、「クレラ―・ミューラー美術館」でしょう。そしてゴッホを収集してその美術館を作った「ヘレーネ」でしょう。その辺のところは朝日新聞の「天声人語」にも、展覧会に合わせて簡単に書いてあります。
ゴッホといえば、海外で僕が観たなかでは、纏まって観ることができる以下の二つの美術館は外せません。
格安ツアーで行ったのは、下記の通りです。
「クレラー・ミューラー美術館」2011年4月17日
「ゴッホ美術館」2011年4月18日
過去のゴッホ関連の記事、東京国立近代美術館で観た「ゴッホ展」見直してみたら、今回と同じ、以下のように書いてありました。
「今回の「ゴッホ展」は、オランダのファン・ゴッホ美術館とクレラー=ミュラー美術館という、世界最高峰の二大ゴッホ・コレクションから出品されるものです。」と。
そのものズバリ、ゴッホとヘレーネの映画です。
新宿武蔵野館で「ゴッホとヘレーネの森 クレラー=ミュラー美術館の至宝」を観た!
オーヴェール・シュル・オワーズのゴッホ関連と、ゴッホとテオのお墓も外せません。
さて、都美術の「ゴッホ展」、副題には「響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」とあります。
展示構成:
1.芸術に魅せられて:
ヘレーネ・クレラー=ミュラー、収集家、クレラー=ミュラー美術館の創立者
2.ヘレーネの愛した芸術家たち:写実主義からキュビスムまで
3.ファン・ゴッホを収集する
3-1.素描家ファン・ゴッホ、オランダ時代
3-2.画家ファン・ゴッホ、オランダ時代
3-3.画家ファン・ゴッホ、フランス時代
3-3-1.パリ
3-3-2.アルル
3-3-3.サン=レミとオーヴェール=シュル=オワーズ
4.ファン・ゴッホ美術館のファン・ゴッホ家コレクション:
オランダにあるもう一つの素晴らしいコレクション
みどころ:
1. ヘレーネのファン・ゴッホ・コレクション
ヘレーネのコレクションから、糸杉の傑作《夜のプロヴァンスの田舎道》や《種まく人》をはじめ、選りすぐりのファン・ゴッホの絵画・素描・版画、計48点をご紹介します。
2. ファン・ゴッホの画業を辿る
ヘレーネは早くから美術館の設立を考えたため、質の高い作品を選び、初期から晩年までの画業が辿れるよう体系的に収集しました。本展でも画業の初期の素描から最晩年の絵画までをお楽しみいただけます。
3. 《黄色い家(通り)》
ヘレーネのコレクションに加え、ファン・ゴッホの没後、弟テオ、妻ヨー、そしてその息子フィンセント・ウィレムへと引き継がれたファン・ゴッホ家のコレクションから、《黄色い家(通り)》を含む4点の絵画も特別に出品されます。
「ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」
1.芸術に魅せられて:
ヘレーネ・クレラー=ミュラー、収集家、クレラー=ミュラー美術館の創立者
2.ヘレーネの愛した芸術家たち:写実主義からキュビスムまで
3.ファン・ゴッホを収集する
3-1.素描家ファン・ゴッホ、オランダ時代
3-2.画家ファン・ゴッホ、オランダ時代
3-3.画家ファン・ゴッホ、フランス時代
3-3-1.パリ
3-3-2.アルル
3-3-3.サン=レミとオーヴェール=シュル=オワーズ
「ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の芸術に魅了され、その世界最大の個人収集家となったヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869-1939)。ヘレーネは、画家がまだ評価の途上にあった1908年からおよそ20年で、鉄鉱業と海運業で財をなした夫アントンとともに90点を超える油彩画と約180点の素描・版画を収集しました。ファン・ゴッホの芸術に深い精神性を見出したヘレーネは、その感動を多くの人々と分かち合うべく、生涯にわたり美術館の設立に情熱を注ぎました。
本展では、クレラー=ミュラー美術館からファン・ゴッホの絵画28点と素描・版画20点を展示します。また、ミレー、ルノワール、スーラ、ルドン、モンドリアンらの絵画20点もあわせて展示し、ファン・ゴッホ作品を軸に近代絵画の展開をたどる、ヘレーネの類まれなコレクションをご紹介します。
さらに、ファン・ゴッホ美術館から《黄色い家(通り)》を含む4点を展示し、20世紀初頭からファン・ゴッホの人気と評価が飛躍的に高まっていく背景にも注目します。
「東京都美術館」ホームページ
以下の図録2冊は、クレラ―・ミューラー美術館で購入したもの
「クレラー・ミューラー美術館」
図録
著者:ハンス・デン・ハルトッグ・ヤーゲル
「至高のファンゴッホ」
ハンス・デン・ハルトッグ・ヤーゲル著
出版:クローラー・ミュラー美術館協会
過去の関連記事:ゴッホ関連の映画など(順不同)
ジュリアン・シュナーベル監督の「永遠の門 ゴッホの見た未来」を観た!
ゴッホといえば、これ。過去にブログに何回か書いてますが…。
「私はゴッホにゆうたりたい」は僅か4ページ弱ですが、秀逸です!なにしろ全編これ大阪弁です。「今はな、あんたの絵をな、観にな、世界中から人がいっぱい集まってな、ほんですんごいでっかいとこで展覧会してな、みんながええゆうてな、ほんでな・・・」と延々書いて、また延々と書いて、そして最後に「でも今はみんなあんたの絵をすきやよ。私はどうにかして、これを、あんたにな、めっちゃ笑ってな、ゆうたりたいねん」と終わります。ゴッホにまるごと感情移入していて、泣けます。
川上未映子の「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」を読んだ!
朝日新聞:2021年10月23日
ゴッホらの名品がそろい踏み 『ゴッホ展──響きあう魂 へレーネとフィンセント』のみどころにフォーカス - Yahoo! JAPAN
Yahoo! JAPAN 10/25(月) 10:00配信