横浜高島屋で開催されている安野光雅追悼「洛中洛外と京都御苑の花」を観てきました。人気の高さを示すように、たくさんの人で賑わっていました。
安野光雅追悼「洛中洛外と京都御苑の花」展
2021年9月15日(水)~10月4日(月)
横浜高島屋ギャラリー<8階>
1968年に絵本作家としてデビューし、ユーモアあふれる絵本や温かな色彩の水彩画などで人気を集めた画家の安野光雅氏。「洛中洛外」の風景画を中心に、94歳でこの世を去るまで描き続けた作品の原画を一堂にご覧いただける追悼展を開催いたします。2011年5月から産経新聞に毎月連載された、約1200年の歴史と伝統に彩られた京都を描く「洛中洛外」は、安野さんが自身で京都各地を訪れ、洛中のおなじみの寺社仏閣だけでなく洛外も京都の北部から南部までの広範囲にわたる風景や歴史ある街並みを描きました。京都ゆかりの人物まで描かれており、作品の題材は多岐にわたります。また、2019年は天皇陛下譲位の年ということもあり、特別編として1年間、京都御所にある京都御苑に咲く花を題材に連載されました。今展では、安野さんが約9年間にわたって京都を描いた作品95点と、京都御苑の花を描いた作品26点の原画を一堂にご紹介いたします。
洛中洛外シリーズ
「嵐山 法輪寺」
「哲学の道」
「錦市場」
「雪の金閣寺」
「京丹後の稲刈り」
「島原太夫」
京都御苑の花シリーズ
「サザンカⅡ」
「ドングリ」
安野光雅:
大正15年(1926年)3月20日島根県津和野町に生まれる。こどものころより、画家への夢を抱き、昭和24年美術教員として上京。教員のかたわら、本の装丁などを手がける。昭和43年、絵本「ふしぎなえ」でデビュー。その後、淡い色調の水彩画で、やさしい雰囲気の漂う作品を数多く発表。また、美術の世界だけにとどまらず、科学・数学・文学などにも造詣が深く、その好奇心と想像力の豊かさで次々と独創性に富んだ作品を発表。その業績に対し、国際アンデルセン賞を初め、紫綬褒章、菊池寛賞など数々の賞を受賞。平成24年(2012年)には文化功労者に顕彰されました。代表作に「ふしぎなえ」「ABCの本」「天動説の絵本」「旅の絵本」「繪本平家物語」、司馬遼太郎「街道をゆく」の挿絵など。
安野光雅 追悼 「洛中洛外と京都御苑の花」展 (takashimaya.co.jp)
安野光雅 追悼「洛中洛外と京都御苑の花」展(予告動画) |高島屋 - YouTube
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