「蘇州」といえば、1940年の日本映画「支那の夜」の挿入歌「蘇州夜曲」(西條八十作詞、服部良一作曲)には、寒山寺が出てきます。「除夜の鐘」では、「寒山寺」と日本は深い交流があるという。境内には張継の詩碑や大殿、蔵経楼、鐘楼などがあります。画像にはないが、「鐘楼」は人気が高いらしく、順番待ちで記念写真を撮っていました。
「月落ち烏鳴いて霜天に満つ」で始まる唐詩「楓橋夜泊」、縁の古刹。現存する伽藍は清代末期に再建されたものです。
(唐)
張継 楓橋夜泊
月落烏啼霜満天、
江楓漁火対愁眠。
姑蘇城外寒山寺、
夜半鐘聲到客船。
月(つき)落(お)ち烏(からす)啼(な)きて霜(しも)天(てん)に満(み)つ
江楓(こうふう)漁火(ぎょか)愁眠(しゅうみん)に対(たい)す
姑蘇(こそ)城外(じょうがい)の寒山寺(かんざんじ)
夜半(やはん)の鐘声(しょうせい)客船(かくせん)に到(いた)る