ロバート・ワイズと振付も兼ねているジェローム・ロビンスの共同監督「ウエストサイドストーリー」を観ました。NHKBSで放映されていたものは「ウエストサイド物語」となってますが、いや、懐かしくて、思わず身を乗り出して観ちゃいましたよ。
一度劇場で観ているのですが、ほとんど忘れていて、初めて見るようで、ホント、新鮮でした。なにがいいって、ミュージカルですから歌と踊りです。前半の集団で踊るところは圧巻でした。音楽はレナード・バーンスタイン、巨匠ですね。不思議に、歌と音楽は忘れていないんですね。ナタリー・ウッドとリチャード・ベイマーが外階段のところで歌うシーン、抜群にいいですね、特にナタリー・ウッドが「トニー。トニー」と歌うところの高音の澄んだ声が素晴らしい。
シネマ「ウエストサイド物語」
2021年4月14日(水) 1:00PM(2H35M)NHKBEプレミアム
以下、KINENOTEによる
解説:
ブロードウェイ・ミュージカルの70ミリによる映画化。「ロミオとジュリエット」を現代化したラブロマンスを縦系にして現代の青春悲劇をリアルに描いた作品。原作は「旅情」の作者アーサー・ローレンツ。脚色をアーネスト・リーマンが担当した。監督は「拳銃の報酬」のロバート・ワイズと振付も兼ねているジェローム・ロビンスの共同。撮影は「5つの銅貨」のダニエル・L・ファップ。画面構成にタイトルをデザインしたソール・バスが一役加わっている。音楽は「踊る大紐育」「波止場」のレナード・バーンスタイン。出演者はナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー、ラス・タンブリンなど。製作はロバート・ワイズ。
あらすじ:
ジェット団(白人系)とシャーク団(プエルトリコ系)はニューヨークのウェスト・サイドに巣くう対立する不良少年のグループである。きっかけさえあれば今にも爆発しそうな空気のなかでのダンスパーティーそこで一目で愛し合うようになった二人、マリア(ナタリー・ウッド)はシャーク団の首領ベルナルド(ジョージ・チャキリス)の妹であり、トニー(リチャード・ベイマー)はジェット団の首領リフ(ラス・タンブリン)の親友だった。しかし、ジェット団とシャーク団はついにぶつかってしまった。マリアの必死の願いにトニーは両者の間に飛びこんで行ったが、血気にはやる彼らはトニーの言葉に耳をかそうとしなかった。そしてリフはベルナルドに刺されて死んだ。親友リフの死に我を忘れたトニーはベルナルドを殺してしまった。ベルナルドの恋人アニタ(リタ・モレノ)に責められてもトニーを忘れられないマリアは、トニーの高飛びに同意する。シャーク団のひとりチノはベルナルドの仇を打とうとトニーをつけ狙い、警察の手ものびてくる。アニタはマリアの愛の深さを知り、トニーと連絡をとるために街へ出ていくがジェット団に倒された怒りからマリアはチノに殺されたと言ってしまう。絶望して夜の町へ飛び出したトニーの前へ拳銃を構えたチノが現れた。急を聞いて来たマリアの腕の中で、トニーは絶命した。