大倉集古館で「大倉コレクションの精華Ⅲ―工芸品物語 美と技が語るもの―」を観てきました。観に行ったのは1月23日。今回で「大倉コレクションの精華」Ⅰ~Ⅲまで観たことになります。が、しかし、今回はタイトルに「工芸品物語 美と技が語るもの」の「作品リスト」には前・後期通して83点が載ってはいますが、能装束・能面・能道具などが圧倒的に多く、僕の興味を惹くような展示品は「自在置物」以外には少なく、ちょっと残念でした。お正月プレゼント、ということで、「曼荼羅の世界―玉重コレクション チベット仏教美術―」と題された絵葉書を8枚いただきましたので、それを載せておきます。
「大倉コレクションの精華Ⅲ―工芸品物語 美と技が語るもの―」
主な展示品
銹絵寿老図六角皿 江戸時代
長生殿蒔絵手箱 鎌倉時代
短刀 銘 則重 鎌倉時代
菊桐蒔絵二重箱 桃山時代
柳螺鈿手箪笥 江戸時代
木内喜八 萩虫螺鈿象嵌火鉢 明治30年
赤塚自得 乾漆飾壺 昭和5年
能装束 紅地籠目ボタン模様唐織 江戸時代
能装束 白地石畳菊唐草模様唐織 江戸時代
能装束 紅白段檜垣蒲公英模様唐織 江戸時代
自在置物 蝶 江戸・宝暦3年
自在置物 鯉 江戸時代
展示品
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曼荼羅の世界
―玉重コレクション チベット仏教美術―
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「大倉コレクションの精華Ⅲ―工芸品物語 美と技が語るもの―」
大倉集古館の所蔵品は、その分野が広範に亘っていることが特徴の一つにあげられます。コレクション展第3段の本展では「工芸」を取り上げ、展観を行うこととしました。それらのうち染織品の大半にあたり、コレクションの重要な位置をも占める備前池田家伝来の能装束をはじめ、漆工品、金工品、刀剣、陶磁器など、様々に取り合わせながらその形や意匠に潜む豊かな感性、また技巧の妙を通し彩り鮮やかに伝統の諸相をご鑑賞いただける展覧会となるよう試みております。日本の誇る工芸品の数々が星のように降りそそぐ、新春の一時をお楽しみいただければ幸いです。
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