倉敷の大原美術館には、30数年前に、一度観に行きました。その時購入した図録が下に載せた、ピカソの「鳥籠」が表紙になっているものです。2003(平成15)年8月には千葉市美術館で「大原美術館所蔵名品展」を(図録は購入してませんが)観ました。
先日行った格安ツアー、主たる目的は出雲大社と足立美術館で、神戸・北野異人館散策と倉敷美観地区の散策は“おまけ”みたいなものでした。が、しかし、倉敷の美観地区散策の時に、散策は後回しにして大原美術館へ行ってみました。夕方、5時10分前でした。駆け足で分館を抜けて、本館へと向かいました。案の定、玄関で館詩の女性に追い返されましたが、ミュージアム・ショップはまだ開いていたので、図録「海外の絵画と彫刻」と、「大原美術館で学ぶ美術入門」という本を買って帰りました。
開催されていたのは、いわゆる「所蔵品展」で、ポスターを見ると、大原美術館の名品が網羅されているように思いました。図録「海外の絵画と彫刻」をパラパラと見て、美術館の中に入れなかったのですが、図録を手掛かりに、僕が個人的に、勝手に「大原美術館10選」を選んでみようと思いました。図録の表紙にあるピカソの「鳥籠」と、モネの「睡蓮」は除外しました。大原美術館と言えばエル・グレコの「受胎告知」が有名ですが、その他にも美術史を彩る有名どころが目白押しです。そんなわけで、勝手に10点を選んでみました。
大原美術館は1930年に、その前年に死去した洋画家児島虎次郎(1881-1929)の業績を記念するために、大原孫三郎(1880-1943)が倉敷に設立した、日本最初の西洋美術を中心とした私立美術館です。これらについては後日、「大原美術館で学ぶ美術入門」を読んでから所蔵作品と関連づけて、このブログに書くつもりでいます。
「大原美術館(勝手に)10選」
西洋の近代絵画と彫刻」
30数年前の図録
JTBキャンブックス
発行所:JTBパブリッシング
過去の関連記事: