いつもの仲間と「七福神めぐり」に行ってきました。いつの間にか「新春恒例」になってしまいました。今年は「深川七福神」です。 僕は数年前に、深川七福神めぐりは挑戦したので、今回が二度目の挑戦です。七福神めぐりは、文化文政の頃から各地で盛んになり、人々に親しまれてきました。深川七福神は、東京の七福神として有名で、周辺に史跡旧跡が多く、下町情緒にふれながら巡ることができるので、人気があります。
僕は二度ともなぜか、都営新宿線・都営大江戸線森下駅から南下して、富岡八幡宮へと至るコースでした。今回は、実際に僕が見たコーストは逆に、富岡八幡宮の恵比寿神から深川神明宮の寿老神へと至るコースで、以下に画像を載せておきます。どちらから回っても特に不都合はありませんが、歩いてみた感じでは、若干富岡八幡宮から巡る人が多いような気がしました。
「深川七福神」は以下の7社です。
1.富岡八幡宮―恵比寿神 江東区富岡1丁目20番3号
2.冬木弁天堂―弁財天 江東区冬木22番31号
3.心行寺―福禄寿 江東区深川2丁目16番7号
4.円珠院―大黒天 江東区平野1丁目13番6号
5.龍光院―毘沙門天 江東区三好2丁目7番5号
6.深川稲荷神社―布袋尊 江東区清澄2丁目12番12号
7.深川神明宮―寿老神 江東区森下1丁目3番17号
1.富岡八幡宮―恵比寿神 江東区富岡1丁目20番3号
2.冬木弁天堂―弁財天 江東区冬木22番31号
3.心行寺―福禄寿 江東区深川2丁目16番7号
4.円珠院―大黒天 江東区平野1丁目13番6号
賢臺山法乗院・深川ゑんま堂
5.龍光院―毘沙門天 江東区三好2丁目7番5号
錣山部屋
清澄庭園
6.深川稲荷神社―布袋尊 江東区清澄2丁目12番12号
松尾芭蕉関連
万年橋
清洲橋、新小名木川水門
7.深川神明宮―寿老神 江東区森下1丁目3番17号
見逃してしまった!
以下は、深川七福神会発行の小冊子「深川七福神」を参考にしました。
将軍徳川家康が天海僧正に「国が栄えるようになり人徳が高まるようにするには、どのような道が大切であろうか」と質問されたのに対し、僧正は「仁王護国般若波羅密経などの経典に説かれている教えを大切にすれば、七難即滅し、七福即生します」と答えました。さらに家康は「七福とはなにか」と問い、僧正は「七福とは、寿命、有福、人望、清廉、威光、愛嬌、大量です」と答え、この七つの福徳が人生にとって大切であることを説明しました。家康はさっそく狩野派の画家に七福の神々を描かせました。このことが七福神の始まりだといわれています。
七難とは、1.日月の難、2.星宿の難、3.火災の難、4.水害の難、5.風害の難、6.早魃の難、7.戦乱盗賊の難、七福の徳目は、1.寿命 寿老神、2.有福 大黒天、3.人望 恵比寿神、4.清廉 布袋尊、5.威光 毘沙門天、6.愛嬌 弁財天、7.大量 福禄寿、です。七福神の画は、明和5年(1768)、円山応挙36歳のとき描いた「七難七福図」(大津・円満院)がよく知られていますが、他に広重や豊国、国貞たちも描いています。
著者:深川七福神会元顧問
江東区史談会元会長 細田隆善
発行所:深川七福神会
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