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世界遺産「パムッカレ/ヒエラポリス」を観た!

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2012年10月21日から10月30日まで10日間の「トルコ旅行」、世界遺産「パムッカレ/ヒエラポリス」へ行ったのは、5日目のことでした。ヒエラポリスの遺跡は、発掘調査が進んではいますが、全容解明にはまだまだのようです。


遺跡の広がる台地東端の急斜面に見られる石灰棚は、「綿の城(パムック・カレ)」とも呼ばれ、これが地名になりました。石灰分を多量に含む湧き水が、台地からあふれ岩肌をつたい、長い年月の内に沈殿し凝固した石灰華岩が斜面を覆い尽くしています。さらに積もって幾重もの棚を形成しました。棚のプールは、大小合わせて100以上もあります。




ヒエラポリス

ヒエラポリスは聖なる都市を意味します。B.C.190年、ペルガモンのエウメネス2世は、ローマとセレウコス朝との戦いでローマ側につきました。戦勝の功労により、セレウコス朝が建設を始めたこの町を得たエウメネスは、戦利の財貨を使って発展させました。町の名は、ペルガモンの始祖テレフォスの妃ヒエラにちなんだともいわれています。それ以前、ここは聖地でした。大地から湧き出す熱泉、そして後にローマ人がプルトニウムとよんだ有毒ガスを噴出する穴がここにはあって、フリギア人などの先住者たちは、これら自然現象を信仰の対象として、ヒエロンの神殿を建てていました。これがヒエラポリスという町の名につながったのかもしれません。いずれにせよ、まだまだ発掘途上です。


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パムッカレ

丘陵を流れ下りる石灰を含んだ温泉水が、長い年月をかけて白い城を造りあげました。幾重もの白い岩棚が、眼の前に立ちはだかる風景は感動的です。


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過去の関連記事:

アヤ・ソフィア聖堂とローマ競技場跡(ヒポドローム)他
スルタン・アフメット1世ジャミイ(ブルー・モスク)

小島剛一著「トルコのもう一つの顔」を読んだ!
ギョレメ国立公園とカッパドキア!
「トルコの建築と都市計画 ル・コルビュジエの目」
「トルコ」へ行ってきました!

*参考文献

とんとん・にっき-tur3 「わがまま歩き 34 『トルコ』」

2012年4月5日第4版第1刷発行

編集:ブルーガイド海外版編集部

発行所:実業之日本社









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