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ローベルト・ゼーターラー原作の「ある一生」を観た!

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ローベルト・ゼーターラー原作の「ある一生」を読んだのは、2023年1月でした。

ローベルト・ゼーターラーの「ある一生」を読んだ!

 

「ある一生」新潮クレスト・ブックス

 

池澤夏樹は以下のように書いています。

これは一つの完結した人生の物語りであり、主人公は80年の生涯を幸福に終えた、と言ってしまいたい。エッガーというこの男には自分の境遇を他人と比べるという考えがまったくない。いわば生まれついて達観の域に達している。身体にちょっとした障碍があるし、理想の結婚生活は長くは続かなかったし、異国に送られて苦労した。彼はそれらを全て受け入れる。アルプスの自然は彼の生きかたを肯定する。エッガーが造ったロープウェイはひょっとして天国に通じているのではないか。

 

”世紀の小説”と称された、

世界的ベストセラーを見事に映像化!

原作であるローベルト・ゼーターラーの同名小説(新潮クレスト・ブックス)は、世界40ヵ国以上で翻訳され160万分以上発行、ブッカー賞最終候補にもなった作品である。”世紀の小説””小さな文学の奇跡”などと評された原作を忠実に、かつ美しい情景と共に視覚的に見事に映画化した本作は、激動の20世紀の中、80年にわたって暴力、戦争、貧困に耐えなければならなかったアンドレアス・エッガーの孤独な苦難の人生を描いている。しいかし、そんな名もなく男の人生の中にも幸福な瞬間と大きな愛があり、エッガーは自分の人生を受け入れ、武骨に生き抜いていく。

 

以下、KINENOTEによる。

 

解説:

世界40ヵ国以上で発行160万部を超え、ブッカー賞最終候補にもなったローベルト・ゼーターラーのベストセラー小説を映画化。雄大なアルプスの風景をバックに、暴力や戦争、貧困に耐えて激動の20世紀を生きた孤児アンドレアス・エッガーの人生を描く。出演はオーストリアやドイツで活躍するシュテファン・ゴルスキー、「ヒトラーの贋札」のアウグスト・ツィルナー。

 

あらすじ:

1900年頃、オーストリアのアルプス地方。孤児の少年アンドレアス・エッガー(イヴァン・グスタフィク)は、渓谷で暮らす遠い親戚クランツシュトッカー(アンドレアス・ルスト)の農場に引き取られる。しかし、農場主にとって孤児は安価な働き手に過ぎず、虐げられたエッガーにとって、心の支えは老婆アーンル(マリアンヌ・ゼーゲブレヒト)の存在だけだった。やがて成長したエッガー(シュテファン・ゴルスキー)は、アーンルが亡くなると留まる理由のなくなった農場を出て、日雇い労働者として生計を立てるようになる。渓谷に電気と観光客をもたらすロープウェーの建設作業員として働いているとき、最愛の女性マリー(ユリア・フランツ・リヒター)と出会い、結婚。山奥の木造小屋で、満たされた暮らしを送り始める。しかし、幸せな時間は長くは続かなかった……。第二次世界大戦が勃発し、戦地に召集されたエッガーはソ連軍の捕虜となり、ようやく谷に戻ることができたのは、何年も経ってからだった。時は過ぎ、観光客で溢れ返る渓谷で人生の終焉を迎えたエッガー(アウグスト・ツィルナー)に、過去の出来事がフラッシュバック。生涯を共にしたアルプスの光景を前に立ち尽くす……。

 

 

 

 

 

 

 

 

映画『ある一生』公式サイト (awholelife-movie.com)

 

ある一生 - 作品情報・映画レビュー -KINENOTE(キネノート)

 

「野原」

新潮クレスト・ブックス

著者:ローベルト・ゼーターラー

発行:2022年10月25日

発行所:株式会社新潮社

(未読)


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