東京都美術館が4月1日、リニューアル・オープンしました。早くも公募展などで使われているようです。ラウンジにも休憩している人がいるし、カフェの多くの人で賑わっていました。リニューアルの主旨は、詳しいことは分かりませんが、大きくは耐震的な補強をしたこと、空調機械など設備的な交換をしたこと、階段の上り下りを少なくしバリアフリー化にしたこと、そして動線の変更、上野公園側の入口は閉じられて、正面入口を使用するようにしたこと、そして芸大方向へ通り抜けが出来るようになったこと、等々のようです。
外観的にはほとんど変更された様子は見受けられません。というか、変更した箇所は目立たないように黒っぽい鉄板（アルミ？）で蔽っており、都美術を象徴する前川調の打ち込みタイルは健在です。打ち込みタイルの詳細と、前川さんのスケッチが見つかったので、下に載せておきます。都美術ができた当時、あまりにも都の要求が多すぎて、大部分を地下に配置せざるを得なく、描いていたイメージ通りにはできなかったと、前川さんが語っていたのを聞いたことがあります。
リニューアルなって初めての大規模な展覧会は、6月30日から「マウリッツハイス美術館展」が始まります。その次、10月6日からは「メトロポリタン美術館展」です。大いに期待できそうです。
「マウリッツハイス美術館展」
2012年6月30日（土）～9月17日（月）
「メトロポリタン美術館展」
2012年10月6日（土）～2013年1月4日（金）
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