エーロ・サーリネンの略歴
1910年8月20日、建築家エリエル・サーリネンの息子として、フィンランドのキルクコミンヌに生まれる。
1923年、家族とともに米国に移住し、市民権を得る。
1930-31年、パリのグラン・ショミエールにて彫刻を学ぶ。
1934年、イエール大学建築学科卒業と同時にヨーロッパ研修旅行の奨学金を得て、2年間ヨーロッパに滞在する。
1936-50年、エリエル・サーリネン事務所に勤務。
1950年、エリエル・サーリネン死去。父の事務所を引き継ぐ。
1961年9月1日、ミシガン州アン・アーバーにて死去。享年51歳。
サーリネンの下には、若くて優れた人たちが集まった。
ジョン・ディンケルー、ロバート・ヴェンチューリ、ケヴィン・ローチ、ポール・ケノン、シーザー・ペリ、アンソニー・ラムスデン、クンナー・バーカーツ、ウォレン・ブラトナー、等々、現在のアメリカ建築を担う人々である。
僕は1972年の夏に、大学の先生と研究室の仲間と一緒に、21日間のアメリカ建築視察旅行へ行きました。
以下、アメリカ建築視察旅行で僕が観たエーロ・サーリネンの建築作品です。
手持ちの建築雑誌の方が写真は綺麗ですが、変色していますが、あえて自分が撮った写真を掲載します。
マサチューセッツ工科大学 チャペル 1950-55
マサチューセッツ工科大学 講堂 1950-55
エール大学ホッケーリンク 1953-59
ニューヨーク空港 T.W.A.エアーターミナル 1956-62
エール大学学生寮 1958-62
C.B.S.本社 1960-64
手持ちのエーロ・サーリネンの雑誌
現代建築家シリーズ
「イ―ロ・サーリネン」
1967年12月25日初版
1974年3月30日第5版
写真:二川幸夫
文:菊竹清訓、穂積信夫
発行所:株式会社美術出版社
建築と都市 a+u
1984年4月臨時増刊号
「エーロ・サーリネン」
昭和59年4月10日発行
発行所:株式会社エー・アンド・エー